【講師紹介5】河村武明さん(画家)【無料講演】

2025-03-21

【講師紹介5】河村武明さん(画家)

河村武明さん。1967年徳島県阿南市生まれ。

職を転々としながらも、ミュージシャンとしての階段を登り始めていた矢先に発病。

2001年10月、34歳の時に突然脳梗塞で倒れ、48時間後に救出され命はとりとめたものの、

発音が困難になる構音障害、聴覚障害に失語症、さらに利き手の右手が麻痺、重い後遺症が残りました。

音楽を聴くこと、ギターを弾くこと、歌を歌うこと・・・

自分にとって一番大切だったものが奪われてしまった。

「もう死んだ方がましだ」という絶望に繰り返し襲われ、命を救ってくれた友人にさえも、

「どうしてあのまま死なせてくれなかったんだ!」と心の中で叫ばずにはいられなかった。

数ヶ月後、以前観た北野武監督の「HANA-BI」の中で、半身不随になった警察官が絵を描いていたシーンを思い出し、

「そうだ、絵を描いてみよう」とスケッチブックに筆を走らせてみると・・・

信じられないことに、利き手ではない左手でスラスラと絵を描くことができるではありませんか。

その時の感動は今も忘れることができません。

なにもできなかった自分に、「絵が描ける!!」嬉しくて嬉しくて、毎日毎日描きました。

発症から半年後、退院を待たずに路上販売をスタートしました。

その活動がたちまち話題となり、メディアに多数取り上げられ、路上デビューから約1年後、

髙島屋からのスカウトをきっかけに、全国で定期的に個展を開催するようになりました。

2003年にはフジテレビ系「奇跡体験!アンビリバボー」に出演。

講演活動にも力を入れ、講師がしゃべらないスタイルの講演は、600回を超えました。

現在も小中学校は講演料無料を継続中です。

いつも笑顔いっぱいの河村さん。本当にいつ遭ってもニコニコ。だから、河村さん!というよりは「タケさん!」と呼ばれることが多いのです。

きっと、初めて行った学校でも生徒から「タケさーん!」と呼ばれることでしょう。

そんなタケさんですが、聞こえませんし、話せません。34歳の時に病気で突然そうなってしまったのです。

ミュージシャン希望だったタケさんはそこから、もがきながらも無口な画家として人生をリスタートします。

どんなことがあっても諦めない。タケさんの講演を聴いた生徒は自然と涙がでてしまい、今の自分を精一杯生きようと誓います。

2025年春。ニューヨークでも個展が大成功のタケさんです!

>>>河村武明さんを「みんなの応援・駆けつけ隊」として呼ぶ